2017.11.24雨漏り , 防災 , 土砂災害

土砂崩れを防止するために設置する擁壁について基礎知識をご紹介

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擁壁について基礎知識高低差のある土地の斜面に設けられた擁壁(ようへき)は、家を守る大切な役割を果たしています。擁壁にはいくつか種類があり、工法によって強度や使用素材も異なる点に注意が必要です。

今回は、物件選びの重要なポイントにもなる擁壁に関する基礎知識をご紹介します。

住宅購入を検討している方は、ぜひ土地選びの参考にしてください。

 

 

擁壁とは?

擁壁とは、高低差のある土地の側面の土が崩れ落ちるのを防ぐために設置された壁状の建造物です。高台や丘にある住宅地は、隣家との間に大きな高低差が生まれる場合があり、コンクリートなどの強固な素材で支えなければ、住宅の重みで崩れてしまう危険性があります。

擁壁には、崖の崩落リスクを防止し建物を守る役割があるのです。

 

擁壁の種類

擁壁は、工法や材料によってさまざまな種類があります。

ここでは、住宅地に設置されている擁壁についてご紹介します。

 

RC造擁壁

RC造擁壁

RC造擁壁とは、コンクリート製の擁壁のことです。大きく無筋コンクリート製と鉄筋コンクリート製のふたつに分けられます。立地条件や斜面のかたち、崩落リスクの度合いによって、逆T型やL型、逆L型、重量式、もたれ式などの形状の擁壁が造られます。

 

 

 

 

 

 

間知(けんち)ブロック擁壁

いくつものブロックを組み合わせて設置された擁壁が、間知ブロック擁壁です。間知ブロック擁壁は、現行基準を満たしていれば高さ5mまでの擁壁の設置が可能となります。

一般的に、高低差の大きい住宅地に用いられており、壁面が傾いていることが特徴です。

 

大谷(おおや)石積み擁壁

大谷(おおや)石積み擁壁とは、大谷石を積み上げて造られた擁壁のことです。

大谷石とは、軽石凝灰岩の一種で、比較的加工がしやすい石材であることから、昔から外壁や土蔵の建材などに使用されてきましたが、現在はあまり用いられていません。

擁壁と土留の違い

擁壁は土留めの一種です。簡易的なものを土留、コンクリートやブロックなどで壁を築くものを擁壁というように、工法の違いで呼び分けていることもあります。

 

現行の建築基準法を満たした擁壁が望ましい

建築基準法を満たした擁壁

コンクリート造りの擁壁や間知石ブロック造りの擁壁は、現行の建築基準法を満たした工法であれば、安全性があると推測できます。

しかし、古い擁壁の中には、現行の建築基準法を満たしていない「不適格擁壁」もあります。

擁壁の高さが2メートル以上であれば、工作物の建築確認が必要となります。

また高さ2メートル以上の擁壁には、排水状況が悪化し水圧が加わることを防ぐために、水抜き穴の設置が義務付けられています。

物件を購入する際は、現行の建築基準法を満たした擁壁であるか、水抜き穴が設置されているか確認することが重要です。

 

 

擁壁適合の確認方法

購入物件が不適格擁壁だった場合、擁壁工事を含めた費用負担が発生します。購入前に擁壁の適合・不適合をチェックしましょう。

擁壁適合の確認方法は簡単で、検査済み証があるかないかで判断できます。検査済み証が交付されているか、住宅会社や不動産会社に相談してみましょう。また、擁壁の検査済み証の確認は、市役所でも行えます。

擁壁の適合・不適合の確認はそれほど手間がかからないため、物件を購入する前は必ず確認してください。

 

擁壁トラブルを回避するための地盤調査

擁壁のある土地の物件を購入する際は、検査済み証で擁壁適合を確認しても、現在時点で地盤が本当に安全か気になるのではないでしょうか。擁壁自体に問題がなくても、擁壁に近い部分に建物配置があると建物下の地盤に緩みがある場合が見受けられます。

より安心して生活するために、地盤調査を実施して、現時点での地盤の状態を把握することをおすすめします。

 

ジャパンホームシールドは、100万棟を超える地盤調査実績から得たノウハウをもとに、信頼性の高い地盤の評価を行っています。

 

さらに、地形図や地質図などの「予備調査」、周辺の造成や家屋の有無などを調べる「敷地周辺調査」、地盤の支持力を調べる「原位置調査」と3Stepの調査方法を採用することにより、擁壁のある宅地では、①盛土・埋め戻し土の状況、②経過年数からの安全性、③締まり具合からの安全性を確認しています。

 

擁壁のある土地の物件を購入する際は、地盤の状態を正確に把握しておくことが購入後のトラブル防止につながります。地盤調査を検討されている方は、ジャパンホームシールドにお気軽にご相談ください。

 

【ジャパンホームシールドの地盤調査】

http://www.j-shield.co.jp/service/research/index.htm

 

 

おわりに

今回は、土砂崩れを防止するために設置する擁壁についてご紹介しました。

住宅の安全を守る意味で大切な擁壁は、いくつか種類があり、中には古くて劣化が激しい擁壁や、現行の建築基準法を満たしていない擁壁もあります。

住宅購入後に擁壁が不適合だと判明した場合、建て替えや修復の工事が必要となります。

住宅を購入する際は、擁壁が現行の建築基準法を満たしているかどうかを確認して、地盤調査の実施なども視野に入れましょう。

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ジャパンホームシールドは戸建住宅の地盤調査・解析、構造設計、住宅検査を手掛ける企業です。 年間10万件を超える地盤調査・解析実績は国内No.1。 住まいの安全・安心を追求し、住まいづくりに役立つ情報を発信いたします。

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