2017.06.08土地 , 住宅購入 , 住宅

注文住宅の費用はどのくらい必要?

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注文住宅を建てる

理想のマイホームを実現するため、注文住宅を希望される方も少なくありません。しかし、土地の購入費用や設計費、工事費などがかかるため、費用面で不安を感じる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、注文住宅を建てるときの費用と土地購入から入居までの流れについてご紹介します。

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅費用の内訳住まいづくりをスタートするには、建物の本体工事以外にもさまざまな費用がかかります。具体的にどのような費用が必要になるのか、その内訳を見ていきましょう。

 

本体工事費(総費用の約7割)

本体工事には、鉄筋とコンクリートを使った基礎工事、木材で住宅の骨組みをつくる木工事、屋根や外壁の仕上げ、トイレや浴槽などの水まわり設備の取り付け、室内のドアや内装の仕上げ工事の他、電気メーターや分電盤の設置、配線、コンセント取り付けなどの電気工事費なども該当します。

 

本体工事費は「坪単価×住宅面積」が目安と言われています。坪単価は住宅を建築する会社によって異なります。希望する住宅会社の坪単価を調べ、これに住宅面積(坪数)をかけることによって、本体工事費の参考にすることが可能です。

 

別途工事費(総費用の約2割)

本体工事費以外にも、別途工事費が発生します。例えば、建設予定地の地盤が設計上問題ないかどうかを調べる地盤調査費、地盤沈下の可能性が認められる場合は地盤強化を図るための地盤改良工事費が必要です。また、駐車場やフェンス、塀の工事費、庭の造園工事費用なども別途工事費の一部です。

 

諸費用(総費用の約1割)

諸費用とは、住宅ローンの頭金や手続き費用、登記費用、印紙税や登録免許税、不動産取得税などの費用です。基礎工事前の地鎮祭や棟上げの際の上棟式を行う場合、そのような儀式の費用も諸費用に含みます。

 

設計費

家のデザイン設計に関する費用が、設計費です。建築事務所に設計を依頼した場合、おおむね工事費の約1割の額に相当する設計費がかかります。工務店やハウスメーカーに設計を依頼する場合、設計費は本体工事費に含まれていることが多いようです。

 

土地購入から入居までの流れ

土地購入から入居までの流れ土地とマイホームを手に入れ、入居というゴールを果たすまでには、さまざまなプロセスを経る必要があります。ここでは、土地の購入から入居までの一般的な流れを見ていきましょう。

 

【1】土地を探す

家族の意見を聞きながら、ライフスタイルに合わせた土地を見つけます。求める条件を不動産会社に提示し、それにふさわしいエリアを厳選していくのが一般的な土地探しの方法です。

 

【2】施工会社を見つけて、住まいづくりのプランを立てる

住みたい土地の目星がついたら、家づくりのパートナーとなる施工会社を探します。施工会社には工務店やハウスメーカー、設計事務所などがあるため、それぞれの特徴を踏まえて慎重に検討します。

 

施工会社の決定後、地盤調査や家の設計、建築プランニングの段階へと進みます。部屋の広さやキッチン・リビングのスタイル、バリアフリー設計など、どんな暮らしを望んでいるのか具体的な要望を伝え、理想の住まいへと一歩ずつ近づけていきます。

 

【3】施工の開始

設計と建築プランが決まり、必要手続きも済んだ後は、いよいよ施工です。完成まで職人さんに任せることが基本ですが、時間があるときに家族一緒に現場を訪れ、経過を見守るのもいいでしょう。

 

【4】引き渡し

工事が終わった後は、施工会社の担当者や工事現場の責任者と建物の状態を最終確認します。建築基準法に基づく第三者機関の「完了検査」もあり、これが済めばすべての手続きは完了し、晴れて引き渡しとなります。

 

住み始めてから、不具合やトラブルが見つかるかもしれません。無償の保証期間や定期メンテナンスのサービスについて、事前に確認しておくことが大切です。

 

おわりに

土地探しや家づくりを検討する際は、建築費用の詳細な内訳や、入居までの具体的なプロセスをしっかりと把握することが重要です。必要な情報を漏れなくチェックした上で、ライフスタイルに合わせたマイホーム建築の準備に取りかかりましょう。

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