2018.05.09住宅 , 雨漏り

雨漏りの原因は?戸建住宅で雨漏り被害が発生する箇所

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雨漏りの原因は?戸建住宅で雨漏り被害が発生する箇所戸建住宅での生活をお考えの方の中には、雨漏りを心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

戸建住宅の雨漏り被害には、知らない間に壁紙が湿っていたり、天井から水が漏れていたりするなど、さまざまなトラブルがあります。

そこで今回は、雨漏りが発生しやすい箇所や雨漏りの原因などについてご紹介します。

雨漏りの原因は?戸建住宅の被害箇所

戸建住宅で雨漏りが発生しやすい箇所は、主に屋根、壁、ベランダ・バルコニー、窓です。それでは、なぜこれらの4箇所で雨漏りが発生するのでしょうか。

ここでは、戸建住宅の被害箇所ごとに原因をご紹介します。

屋根

雨漏りの原因は?戸建住宅で雨漏り被害が発生する箇所

一般的に雨漏りと聞いて思い浮かべるものは、屋根・天井からの雨漏りではないでしょうか。

屋根の雨漏りの原因は、屋根自体の劣化だけではなく、板金やルーフィングなどの防水施工が経年によって劣化・破損することも原因として考えられます。

 

 

 

 

屋根と同様に、壁も雨漏りが発生しやすい箇所です。壁は経年劣化によって塗装がはがれたり、地震などの災害によってヒビが入ったり浮いたりすることで防水機能が低下します。

そして、壁のヒビなどから浸入した雨水が梁や柱などを伝って部屋の中にまで浸入するのです。

また、壁の防水機能は基本的に上方向からの雨を想定しています。そのため、強風などで横方向から雨がたたき付けられた場合、室外機や換気口などから雨が浸入することも考えられるでしょう。

ベランダ・バルコニー

ベランダ・バルコニーの雨漏りは、外壁と床から発生します。外壁部分にベランダ笠木を設置している場合でも、ヒビが入ったり浮いたりなどの不具合があると雨漏りが発生してしまうでしょう。

また、2階以上にあるベランダ・バルコニーの床に破損があれば、下の階に雨漏り被害は発生します。

 

窓やサッシの周りは雨漏りが発生しやすい部分です。住宅は広くなるほど窓の数も増えると思われますが、窓の数に比例して雨漏りのリスクも高まります。

サッシの歪みや外壁と内壁との隙間などが生じると、サッシの枠部分にたまった雨水が室内に浸入し、雨漏りが発生するのです。

雨漏りを早期に修理したほうが良い理由

雨漏りがあっても、一時的なものだからといって放置することは避けてください。

雨漏りを発見した場合、できるだけ早く修理することをおすすめします。

ここでは、雨漏りを早期に修理したほうが良い理由についてご紹介します。

家へのダメージ

屋根や壁から浸入してくる雨水は、室内に到達するまでに梁や柱など住宅の重要な構造部分を経由します。つまり、室内で雨漏りを目視できる状態のときには、躯体はかなりのダメージを受けているのです。

ダメージを放置していると、梁や柱などは徐々に腐ってしまい、地震などの災害に弱い住宅になってしまいます。

シロアリの発生

雨漏りの原因は?戸建住宅で雨漏り被害が発生する箇所シロアリは木の中に通り道をつくり、家中の木を食べつくしてしまう生き物です。そして、シロアリは高温多湿の場所を好みます。雨漏りを放置しておくと躯体内に湿気がたまるため、シロアリにとって絶好のすみかになるのです。

シロアリによる被害を受けた住宅は、地震が発生したときに、強度が保てず倒壊してしまう危険性があります。

 

 

 

健康状態への影響

雨漏りにより室内が多湿の状態が続くと、アレルギーやぜんそくの原因となるカビが発生することがあります。体の健康状態を整えるためにも、雨漏り対策は重要なのです。

おわりに

雨漏りが発生する主な場所は、屋根、壁、ベランダ・バルコニー、窓の4箇所です。建築段階で板金やルーフィングなどの防水施工を行っているとは思いますが、経年劣化や施工不良などにより十分に機能していない場合もあります。

雨漏りは住宅の躯体内を通って室内にたどり着くため、雨漏りを確認できるときには躯体内は水分を吸収しきれないほどダメージを受けている状態です。住宅の耐震性だけではなく、生活する方の健康にまで悪影響を及ぼすため、雨漏りを確認した場合はできるだけ早期に修理を行いましょう。

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ジャパンホームシールドは戸建住宅の地盤調査・解析、構造設計、住宅検査を手掛ける企業です。 年間10万件を超える地盤調査・解析実績は国内No.1。 住まいの安全・安心を追求し、住まいづくりに役立つ情報を発信いたします。

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